Flare Engine 初心者マニュアル

第2章
インストールと初期設定

Unity6対応を含むセットアップ手順を5ステップで完全ガイド

Section 2.1

インストール全体の流れ

Flare Engineのセットアップは5つのステップで完了します。以下の流れに沿って進めましょう。

STEP 1 Import Package Manager STEP 2 依存パッケージ Input System等 STEP 3 Input設定 Both に変更 STEP 4 Unity6修正 API名変更 STEP 5 動作確認 Demo再生
Flare Engine セットアップの5ステップ
Section 2.2

Step 1 — Package Managerからインポート

1

Unity Editorを開く

新規プロジェクトまたは既存プロジェクトを開きます。テンプレートは2D (URP)を推奨します。

2

Window → Package Manager を開く

上部メニューから WindowPackage Manager を選択します。

3

My Assets から Flare Engine を検索

左上のドロップダウンを My Assets に切り替え、「Flare」で検索。Importボタンをクリックします。

4

依存パッケージの確認ダイアログ

依存パッケージのインストール確認が出たら Install/Upgrade をクリックして受け入れます。

5

Settings Overrideの確認

初回インストールの場合は Settings Override を受け入れます。既存プロジェクトへの追加時はスキップを検討してください(Sorting LayerやTagが上書きされます)。

バージョン更新時の注意:Flare Engineを更新する際は、Project Settingsフォルダのインポートをスキップすることを推奨します。Sorting LayerやTagsが既存の設定を上書きしてしまう可能性があります。
Section 2.3

Step 2 — 依存パッケージの確認

Flare Engineが正常に動作するために必要なパッケージは以下の通りです。

CORE Flare Engine 必須 New Input System 必須 Collections 必須 TextMesh Pro 推奨 Burst Compiler 推奨 URP (2D) 自動 Mathematics
Flare Engineの依存パッケージ構成(左:必須 / 右:推奨・自動)
Section 2.4

Step 3 — Input設定の変更

Flare Engineはデフォルトで旧Input Systemを使用しますが、New Input Systemもサポートしています。両方を有効にする必要があります。

1

Edit → Project Settings → Player を開く

メニューバーから Project Settings を開き、左のリストから Player を選択します。

2

Active Input Handling を「Both」に変更

Other Settings セクション内の Active Input HandlingBoth に変更します。エディタの再起動を求められたら再起動してください。

変更前 Input Manager (Old) New Input System無効 → エラー 変更後 Both 両方のInput System対応 → 正常動作
Project Settings → Player → Active Input Handling の設定変更
Section 2.5

Step 4 — Unity6対応:API名変更

Unity6ではいくつかのAPIの名前が変更されています。Flare Engineのスクリプト内で以下の置換が必要です。

Unity6を使わない場合(Unity 2022.3):このステップはスキップできます。Unity 2022.3以前で使う場合はAPI変更は不要です。

Consoleウィンドウに表示されるエラーをクリックしてスクリプトを開き、以下の変更を行います。

変更前(旧API名)変更後(Unity6 API名)
NativeMultiHashMapNativeParallelMultiHashMap
1

Consoleのエラーをクリック

コンパイルエラーが表示されるので、エラーメッセージをダブルクリックしてスクリプトを開きます。

2

API名を置換

エディタの検索・置換機能(Ctrl+H)で NativeMultiHashMapNativeParallelMultiHashMap に一括置換します。

3

保存して再コンパイル

変更を保存し、Unityに戻ります。再コンパイルが走らない場合は Ctrl + R を押してください。

最新バージョンでは修正済みの場合も:Flare Engineの最新バージョン(v1.8.5以降)ではUnity6互換性の問題が修正されている可能性があります。まずはそのままインポートして、エラーが出た場合のみこの手順を実行してください。
Section 2.6

Step 5 — デモシーンで動作確認

すべての設定が完了したら、デモシーンを開いて正常に動作するか確認しましょう。

1

Project ウィンドウで Demo フォルダを開く

Assets/TwoBitMachines/FlareEngine/Demo に移動します。

2

デモシーンをダブルクリック

シーンファイルを開き、Play ボタンを押して実行します。

3

キャラクターを操作してみる

矢印キーで移動、スペースでジャンプ。キャラクターが正常に動けばセットアップ完了です。Tidbitシーンも試してみましょう。

Tidbitシーンとは:各機能を個別にデモする小さなシーン集です。「AIのパスファインディング」「ロープスイング」「インベントリ」など、機能単位で動作を確認できます。特定の機能を学びたいときに非常に便利です。

この章のまとめ

第2章チェックリスト
  • □ Package ManagerからFlare Engineをインポートした
  • □ 依存パッケージ(New Input System, Collections, TMP)が入っている
  • □ Active Input Handling を Both に変更した
  • □ Unity6の場合:API名の置換を行った
  • □ デモシーンが正常に動作することを確認した
  • □ Tidbitシーンもいくつか確認した